ミネラル欠乏が子どもに欠陥 |
地球上に一つの細胞(アメーバ)が出現し、それが人間になるまで三十万年は
かかっているといわれます。
母体でいえば、一つの卵(細胞)が人間になるのに約三百日かかるので、
結局、母親の一日は、胎児の一千年に相当するわけで、母親の一日の変化は、
胎児の一千年の変化に当たるといえましょう。
したがって、母親が一日酔っぱらっていれば、胎児は一千年間も酔っぱらって
いるということになるのです。
母親が安易な気持ち、簡単な考えでとった行動が、実は胎児に一千倍に増幅されて
影響していることを、十分に認識しておかなければなりません。
”眠れない”といっては、サリドマイドを飲み、その結果、あざらし児が生まれ、
またABS、LSA洗剤を使用して口蓋破裂(兎唇=みつくち)の子どもが生まれたと
しても、不思議ではないといえるのです。
しかし、サリドマイド、ABS,LSA洗剤を使用しても、母親の生活、その他がよければ、
健康な子どものほうが、はるかに多く出産されているのも事実です。
さて、人間・植物の成長に必要なミネラルは、最低三十五種といわれています。
妊娠中に、何らかの元素が欠乏していたとすれば、どうなるのでしょうか。
米国の加州大学のデイン教授は、妊娠中の母親の食物の中に、何らかのミネラル
が欠乏していると、生まれてくる子供にいろいろの奇形が起こる原因になる・・・
と指摘しており、事実、各種実験で証明しています。食べ物がいかに大事かとい
うことです。
それほどなのですから、たとえ目に見えなくても、ミネラル欠乏は、子供に永久に
消えない何らかの欠陥を負わせているといえるのです。
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科学で割り切れない心の問題
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次に心の問題について考えてみましょう。
まず、心を二重マルで表現します。この二重マルのうち、外側の白い部分が自分の
頭脳で制御できる心であり、これを金額に換算すると一万五千円以下の評価に
なります。
というのは、百科事典は、だいたい一万五千円で買うことができ、この白い部分は
百科事典に載っている知識なのです。
ところが、おそらく、世の中にこの百科事典のすべてを覚えている人はないでしょう。
したがって、一万五千円以下の心というわけです。
一方、内側の黒マルは、意識(頭脳)ではどうにも制御できない「心」を指しています。
これは、いったいどのくらいの値打ちをもっているか、何億円に相当するか、とても
計算などできません。
問題は、この制御できない黒マル部分の「心」にあります。
この黒マル部分に、病気の問題が浸み込んで、”自分は病気だ、病気だ”とか、
そのほかいろいろな、”そねみ””恨み””悲しみ”などが浸み込んでいたとすれば、
どうなるでしょうか。
これは、どう手をほどこしても、良い結果が出るはずがありません。
昔の人は、病気を”気を病む”心といっていましたが、これはまさに、体験から導き出
した結果なのです。
最近、催眠療法が普及されてきていますが、これは、安静の状態で反復指導すること
により、目的を黒マル部分に浸み込ますということであり、これでよい結果を得るという
ことでしょう。
運動選手が練習を繰り返し、その結果、条件反射が出てくるというのも、この心の
問題といえますが、これらは、科学では証明できないでしょう。
こうしてみると、妊娠中の心の問題が、いかに大きな意味を持っているかが
おわかりと思います。
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母親の気持ちが胎児に移る
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妊娠をすると、大部分の人が、胎児の発育だけに関心を集中し、心の問題を
忘れがちです。しかし、私は、母親の気持ちが胎児に移っていくと考えているのです。
妊娠中の母親が、テレビの娯楽番組にうつつを抜かし、寝ころんで眺めているような
生活をしていれば、生まれた子供が、やがて学校に入っても勉強をせず、テレビ
ばかり見ていたとしても、何ら不思議はありません。
昔の人がいった胎教(妊娠中の勉強)も、大いに再認識する必要があると考えています。
また、”以心伝心”という言葉があります。母親が”ウチの子供は薬を飲まない”と心で
決め込み、また口に出せば、子供は絶対に薬を飲もうとしません。
母親が、心を鬼にして”どうしても飲ますのだ”と決意していると、子供は飲むものです。
また、母親が、”吐く”と思いながら薬を飲ませると、子供は必ず吐き出します。
私は、どんな子供でも、薬を飲ますことができます。
これは、立場が医者であり、「飲ませなければならない」・・・という心が
子供に伝わるためだと考えています。
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寿元はミネラル+アルファー
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私は、寿元を「ミネラル+アルファー」と説明しています。私たちの食物の中のミネラル
欠乏を、寿元は補ってくれる力があると理解しています。
寿元には色々な働きがありますが、寿元を食べている妊婦さんは、つわりは
ほとんど感ぜず、しかも、出産は、きわめて軽くなっています。
また、産まれた子供は、いずれも発育が良く、肌がきれいで、筋肉も最近の肥満児と
異なり、固太りで、ほとんど病気にもかかりません。
これは、多数の実例で証明されています。
私が、常日頃から、妊娠中は寿元を二缶でも三缶でもといっているのは、
このためですが、一方、妊娠中にたった二缶を食べただけで、流産を五回も経験して
いる妊婦さんが、いかに流産予防の注射をしたとはいえ、きれいな子供を産んでいる
実例もあるからです。
どうぞ、妊婦の皆さん、母親の食事のいちばんよいところが、胎児に行くと考えられる
うえ、心の問題もあります。
感謝の気持ちと、よい子供を産むのだという素直な心で寿元を食べ、
健康な赤ちゃんを産んでいただきたいものです。
(※西先生が著書で紹介している寿元は特選タイプです。当時はこのタイプが
までしかありませんでした。現在はその上の霊長タイプがあります。また、黄大豆
より更にグレードアップした黒大豆寿元が発売され、濃縮液体タイプが最も
生長因子含有量が多い商品になります。)
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