 |
正しい食生活の大原則として、「一物全体食」の原則にのっとってすすめるとよいと聞いたことが
ありますが、この原則の意味は、私たちが食物を摂取するとき、対象になる食物全体を食べることが
好ましいということだと思います。
そこで、成長因子は大豆の一部だとすると、明らかに一物全体食の原則に反して好ましくないことに
なりますが、そのへんはどうお考えですか。 |
|
 |
おっしゃるとおり、玄米や小魚をまるごと食べることは「一物全体食」となってすばらしいですね。
一方、刺身や肉類、精白米などを食べることは「部分食」となって健康維持にとってマイナスとなります。
そこで、注意して欲しいことは、部分食に二つの種類がある点です。
これを「プラスの部分食」と「マイナスの部分食」と呼んでいます。玄米に例をとると
胚芽がプラスの部分食となり、胚乳すなわち精白米がマイナスの部分食となります。 |
|
 |
部分食にも、善玉悪玉があるのですか。 |
 |
そうです。玄米という名の「全体食」イコール胚芽という名の「プラスの部分食」+胚乳という名の
「マイナスの部分食」というわけです。プラスの部分食は善玉で、マイナスの部分食は悪玉
というわけです。
一般に、健康にとって好ましくないと考えられている部分食とは、マイナスの部分食のことでした。 |
|
 |
すると、成長因子は全体食ではないが、プラスの部分食になるので大いによろしいというわけですね。 |
 |
ええ、ほとんどの文明食は、マイナスの部分食になっていますが、「成長因子」という名の
プラスの部分食を食べることによって、私たちが理想としている全体食に近づくわけです。 |
|
 |
理想的な食生活とされている全体食を成長因子がつくり出してくれるわけですか。 |
 |
はい。一般的には、摂食前の食物の段階で「一物全体食」がよいと言われていますね。
たとえば、玄米、小魚、粗糖、自然塩、大根葉と大根・・・・。
これらは、みな全体食となり好ましいと言われています。
しかし、多くの人たちは、精白米、うどん、パン、刺身、白砂糖、精製塩など部分食を食べて
いるわけですね。そんな人たちが、成長因子を摂取することによって、体内でおそまきながら
「全体食を再現させる」という効用があるわけです。 |
|
 |
成長因子が、体内で全体食を再現させる健康食品だという意味がまだよくわからないのですが。 |
 |
現代人は、部分食を多く食べる傾向がありますね。先ほど言いましたように、精白米も
玄米の中の胚乳部分であって部分食ですし、刺身や肉・ハムなども、動物の筋肉部分ですからこれも
部分食ですね。白砂糖も精製されて部分食化しているし、精製塩も単なるナトリウムとクロールの
塊に過ぎないわけですね。
こう言った部分食は、マイナスの部分食で、マイナスの部分食ばかり食べていると、これらは
利用される側にありますから、利用する側すなわち、成長因子のようなプラスの部分食を食べる
ことによって、摂取された人の体内で、「一物全体食を再現」していることになるのです。 |
|
|