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たんぱく質の方は?
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これがまた、すごい威力を発揮します。大豆の成分をみてください。大豆には、たんぱく質
が35.3グラムも含まれていますね。あんなに、たんぱく質の多い食品は少ないのです。
たとえば、豚かた肉でも19.3グラム、魚のサバは19.8グラムですからね。
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そうすると、成長因子は、たんぱく質の扱いになれているわけですね。
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はい。したがって、
成長因子は、たんぱく質の偏在、代謝不良、破かいなど、たんぱく質
代謝不良病から身を守ってくれるし、また、不幸にしてかかった場合には
治療によい影響をあたえてくれるわけです。
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たんぱく質代謝不良病と言いますと?
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ほとんどの病気が含まれます。なぜなら、私たちの身体は、たんぱく質でつくられています
からね。病気はすべてたんぱく質の問題と言っても言い過ぎではありません。
その中で、特に典型的なたんぱく質代謝不良病の名をあげてみますと、
気管支喘息
花粉症、じんま疹、湿疹などアレルギー性疾患、多発性関節リウマチ、血小板減少性
紫斑病、全身性エリテマトーデス、悪性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、血管炎
重症筋無力症、甲状腺機能亢進症 I型糖尿病、潰瘍性大腸炎、男性不妊症、老人性
痴呆(真性痴呆)などのような自己免疫性疾患、あらゆるガン、エイズ(後天性免疫不全
症候群)、肝臓病、心臓病などの内臓傷害、感染症、伝染病、外傷、火傷などが含まれます。
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ずいぶん広範囲ですね。
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はい。
アレルギー性疾患は抗原という名のたんぱく質と抗体という名のたんぱく質によって
つくられた異常状態ですし、自己免疫性疾患も、体細胞という名のたんぱく質と抗体
という名のたんぱく質によって起こってきた異常状態なのです。
I型糖尿病(若年性糖尿病)とU型糖尿病(成人型糖尿病)とがありまして、
T型糖尿病は自己免疫性疾患になりますので、たんぱく質が大いに関係しますし、
U型糖尿病の場合でも、糖代謝のほかに、たんぱく質の代謝障害が加わりますので、
成長因子が大いに役立つわけです。
また、外傷も、たんぱく質が破壊、変性した状態ですし、火傷は、たんぱく質が熱で破壊、
懐死、変性した状態です。飢餓でさえも、自分の体内にあるたんぱく質や脂肪を食いつないで
いる病的状態ですからね。みな、たんぱく質の問題であり、成長因子が大いに役立つわけです。
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