「なぜ神液はすばらしいの？」
鈴木弘一医博著

寿元（大豆発芽抽出成分）は膀胱炎・カゼなどの感染症にもよい

膀胱炎、カゼなど感染症にもよい

Ｑ，時々、膀胱炎を起こし、くり返すご婦人がいますが、発芽抽出成分で治りますか。

Ａ，膀胱炎にもいろいろな型があって、原因になる細菌には、大腸菌が多い。昔は、結核菌によるケースも
　　少なくなく、このとき、すでに腎結核にまで進行していることが多かったものです。
　　近頃は、結核は少なく、大腸菌やその他の球菌、連鎖球菌などによるものがほとんどです。忘れてならな
　　いのは、近頃の性道徳の乱れに乗じて文明国に再びまんえんしだした淋病、梅毒、クラミジア（目のトラコ
　　ーマの仲間）などによる尿道炎、膀胱炎です。
　　ここでのご質問のケースは、恐らく大腸菌か雑菌によるものでしょうから、そういう前提でお答えしますと、
　　残念ながら、膀胱炎に発芽抽出成分が特効的によく効くとは言えません。また、時には腎盂炎を併発すること
　　もありますから、油断は禁物です。

　　

Ｑ，高血圧やガンなどの予防や治療にすばらしい働きをする発芽抽出成分が、これらの病気よりももっと
　　　軽い膀胱炎に効かないのですか。

Ａ，発芽抽出成分は、体質改善に極めて有効な食品ですから、ガン、糖尿病、動脈硬化のような非感染性
　　の体質病にはよく効きますが、膀胱炎、尿道炎のような感染症（伝染病）には十分な期待をもつわ
　　けにはいきません。

Ｑ，それでは、膀胱炎の患者に発芽抽出成分を飲ませることは、無意味で無駄なこととみなしてよいですね。

Ａ，そんなことはありません。是非飲ませてください。私は、発芽抽出成分の間接的な効果まで否定したもの
　　ではありません。実は、ここのところが重要なのです。

Ｑ，よくわかりませんので、そこのところを、もう少しわかりやすくご説明くださいませんか。

Ａ，ごもっともです。
　　発芽抽出成分が、ガンや動脈硬化のような体質病によく効く理由は、発芽抽出成分が体内に摂取されると、
　　たんぱく質、脂質、糖質などの整理をしてくれて、体質改善をはかるためでしたね。一方、膀胱炎
　　カゼ、結核のような感染症や伝染病が発病するのは、感受性ある「宿主」と病原体の「病原性（発
　　病力）」が必要なのです。
　　そこで、これらの病気の予防や治療には、発芽抽出成分だけでは不十分で、抗生物質や予防注射の
　　ような病原体の病原性を弱めたり、宿主の感受性を弱める処置が重要になってくるのです。
　　しかし、それと同時に、宿主に対しては発芽抽出成分を常日頃から飲用することによって病気に対する
　　抵抗力を増す（すなわち感受性を低下させる）ことも軽視すべきでありません。そうすることによって
　　病気にかかりづらくなるし、病気になったとしても、医者の治療と併用して、発芽抽出成分を飲むことに
　　よって、病気の治ゆを速める効果があります。

Ｑ，すると、発芽抽出成分の飲用だけで、膀胱炎を予防するのは無理ですか。

Ａ，病気は、いくつかの原因がからまって、起こるのが普通です。膀胱炎も、つぎの点を注意する必要があります。
　　（１）下半身を冷やさないこと。
　　（２）甘い食物、果実、清涼飲料水などの陰性食は組織をゆるめ、膀胱炎を誘発するので摂取を
　　　　　ひかえること。
　　（３）女性では、トイレでの紙の使用時、局所を後から前にふかないで、必ず前から後にふくように
　　　　　して、大腸菌で汚染された紙で前部（尿道口）をふかないように心がける。
　　（４）膀胱炎になりやすい人は、自分はもちろん、性行為相手（配偶者）にも、入浴などして清潔な
　　　　　局所で行為するように気をつける。
　　　以上の点を注意しながら、成長因子を飲むと完璧でしょう。

静脈瘤の予防や治療にもよい

Ｑ，妊娠後の婦人で、足の静脈瘤で悩んでいる人をよくみかけますが、発芽抽出成分で治りますか。

Ａ，静脈瘤は、肉食民族である欧米中年女性の約半数にみられるほど頻度の高い病気で、肉食と
　　関係が深いので、発芽抽出成分による予防や治療は大いに期待がもてます。

Ｑ，静脈瘤が起こる原因と、発芽抽出成分との関係について教えてください。

Ａ，静脈瘤の原因には、つぎのようなものがあります。
　　（１）生まれつきなりやすい体質。
　　（２）深部静脈が閉塞。
　　（３）静脈内圧の上昇。
　　（４）静脈弁不全。
　　（５）血液粘張度の上昇。
　　そこで、これからの要因のうち、生まれつきの体質は止むを得ないとして、深部静脈の閉塞を防ぐ
　　ためには、発芽抽出成分を飲用することにより胎児の過熱化を防ぐことが大切です。
　　また、静脈内圧の上昇を防ぐためには、肥満、心臓病、肝臓病、痔核、便秘などを発芽抽出成分により
　　防ぐとよいのです。
　　もちろん、静脈弁不全に対しても、発芽抽出成分は改善に役立ちますし、血液粘張度の上昇を防ぐた
　　めには、日頃より、脱水症にならないように気をつけたり、経口避妊薬や利尿剤などを乱用しない
　　ことが肝要ですし、発芽抽出成分の飲用も大いに役立ちます。

　

便秘の人は、水を多めにして飲むとよい

Ｑ，便秘で悩んでいる人がいますが、発芽抽出成分で、解消する方法を教えてください。

Ａ，便秘の解消にも、発芽抽出成分は役立ちますが、飲み方に注意する必要があります。便秘の人が
　　発芽抽出成分を飲むときには、水を多く口に含むようにして飲むとよいでしょう。
　　ここでとりあげられている成長因子は、大豆が発芽するときに現われてきた原液（発芽抽出成分）を
　　乾燥させた小麦粉の微粉に吹きかけて吸着させたものですから、当然、この乾燥末は吸着性
　　が強いため、便秘傾向のある人や体力のない人が唾液だけで飲むと、胃腸に入ってから、まわり
　　の水分を奪ってしまい、便秘をかえって強めますから気をつけてください。

Ｑ，それでは、体内に水分の少ない人（例えば老人、体力のない人、脱水症の人など）や便秘の傾向
　　のある人は、発芽抽出成分は飲まない方がいいですか。

Ａ，そんなことはありません。発芽抽出成分は体質改善をするすばらしい食品ですから是非飲んだ方がよい
　　と思います。
　　飲み方には気をつけて、水を多めに口に含むようにして飲み、唾液だけで飲むのは体力のある人に
　　まかせたらよいと申しあげたまでです。

Ｑ，すでに便秘になっている人は、どのようにして解消したらよいでしょうか。

Ａ，便秘の原因によって対策がちがいますから、つぎにそのことを考えてみましょう。
　　〔１〕一時的便秘
　　　　　①ガンたとえば直腸ガン、結腸ガンなどがある。原疾患の治療をする。
　　　　　②他の内蔵からの圧迫たとえば胃ガン、子宮ガン、妊娠、子宮筋腫、卵巣のう腫、
　　　　　　　卵巣ガン、前立腺肥大などがある。これも原疾患の治療が大切。
　　　　　③腹膜ゆ着たとえば、腹膜のガン、虫垂炎、腸炎、手術の後遺症、腸閉塞などがある。
　　　　　　　原疾患の治療が大切。
　　　　　④腸神経異常たとえば、脳膜炎、脳出血などの後遺症がある。不全マヒによる便秘
　　　　　　　なら訓練により治る。
　　　　　⑤衰弱たとえば、慢性病、重病、老衰、栄養失調などがある。原疾患を治すこと。
　　　　　⑥排出障害たとえば、マヒ性疾患、脚気、糖尿病などがある。原疾患を治すこと。
　　　　　⑦旅行。環境が変わると、緊張するために、肛門の括約筋がゆるまないで排便しづらくなる
　　　　　　　神経質な人に多い。また、排便は条件反射でもあるから、環境（便所）が変わることは
　　　　　　　マイナスである。対策は、つぎの「緊張による便秘」と同じと考えてよい。
　　　　　⑧緊張、たとえば、旅行、環境の変化、そばに他人がおるなどで、起こる便秘である。

　以上の便秘対策をまとめよう。

　　　　　（１）原疾患があればこれを治そう。
　　　　　（２）「便が出ても出なくても、どちらでもよい」と自己暗示をかけ、無我の境地で便所に入ろう。
　　　　　（３）便所には、便意をもよほさなくても、毎朝必ず入るようにする。
　　　　　　　　　したがって、一日に便所に入る回数は二回ないし三回ぐらいが標準と考えること。すなわち、
　　　　　　　　　必ず一回は朝（便意をもよほさなくても）、他の一回ないし二回は便意をもよほしたときにいつ
　　　　　　　　　でも入るようにする。
　　　　　（４）便意をもよほしたときは、必ず便所に入ること。がまんすると、便意は間もなくなくなり、習慣性
　　　　　　　便秘の原因となる。
　　　　　（５）朝、便所に入る前に、朝食をすますか、水・食塩水など飲んだあとに入るようにするとよい。
　　　　　　　　　口から水分や食物が入ると、食道から胃、腸まで同時に刺激を受けて活動を開始するから
　　　　　　　　　排便しやすくなる。ただし、牛乳はコレステロールやアレルギーの点で飲まない方が賢明だし、
　　　　　　　　　ジュ－スも糖分過剰になるから避けた方がよい。
　　　　　（６）便所でしゃがんでから、「今朝は出にくいな」と気付いたら、両手の小指から手首（小指側の手首）
　　　　　　　にかけて、冷やす（ひやっとするものにふれるとよい）ようにするか、同部位を指圧（自分の手で
　　　　　　　交互に指圧する）するかすると、大抵は排便が始まる。
　　　　　（７）便所でしゃがんでいるとき、楽しい想い出にふけり、リラックスすると出る場合がある。
　　　　　　　また、「便所は冷たい風が吹く場所である」という意識（過去の経験からくる）をもっている人は、
　　　　　　　寒々とした風景を連想すると排便が始まる。これは、寒々とした風景→便所→便が出ると言う条件
　　　　　　　反射であり、自己暗示でもある。

　　　

Ｑ，大変参考になりる、面白い話をしてくださってありがとうございます。今の話は、慢性の便秘にも
　　　応用ができますね。

Ａ，できます。つぎに慢性の便秘についてふれましょう。　　
　　〔2〕慢性弛緩性便秘
　　　　　腸や括約筋の筋肉が弱いために起こる便秘である。常習性の便秘となる。便は固くて太い
　　　　　ことが多い。便意は弱く、下剤はききにくい。病後者、衰弱者、陰性体質者（やせ型か水ぶとり
　　　　　で低血圧や胃弱のことが多い）、甘食のとりすぎ、老人、菜食に片よった人などに多い。従って
　　　　　日本人に多いタイプ。

　　　　つぎのような対策をとること。
　　　①玄米、豆類、根菜類など食物繊維を多く摂取する。
　　　②筋肉を使う運動、特に下半身の運動をよくして、腹筋、腸筋、括約筋を日頃から強化する。
　　　③多忙なために、排便をがまんする人をしばしば見かけるが、このような悪習をやめて、便意を
　　　　　もよほしたらす、すぐ排便する習慣を身につけること。
　　　④毎朝、必ず排便する習慣をつける。朝の便は軟便なので、便意がなくても排便しやすい。
　　　　　朝食後か、水など飲んだあとに、排便すると一層出やすくなる。
　　　⑤甘い菓子、果物、ジュース、コーラ、トマト、ナス、ウリなどの陰性食品は、筋肉を弱らせるから
　　　　　少なめに食べるように。
　　　⑥大根、人参、長いもなどのような根菜類、小魚など健康的陽性食品（卵類、肉類などはコレステ
　　　　　ロールが多く、免疫機構を破壊するので不健康な陽性食品である）などは多めに食べるとよい。

〔3〕慢性けいれん性便秘
　　　　　　腸や括約筋の筋力が強過ぎたり、敏感だったりして起こる便秘である。
　　　　　　緊張性の便秘となる。便は量が少なく細かいことが多い。兎の便のような便が出ることもある。
　　　　　　粘液便を伴うことが多い。
　　　　　　便意が強く、下剤が比較的よく効く。だが、排便したあとに不全感が残ることが多い。また、大腸
　　　　　　などに圧縮を訴えることがあったり、のぼせ、動悸など自律神経の症状を訴えることもしばしばある。
　　　　　　情緒の影響を受けやすいし、月経前、月経中に悪くなるケースもある。

　　　　　　原因としては、括約筋が収縮したり、下行結腸あたりに強い収縮が起こって便の進行を妨げたり
　　　　　　することが考えられる。陽性体質者（筋肉質か硬ぶとりで高血圧、胃腸が大丈夫な人）、肉食者、
　　　　　　壮年男性などに多い便秘である。欧米人に多い。

　　　　　　対策としては、つぎのような点がある。
　　　　①食物繊維の多い食物を摂取する。野菜、海草なども多食する。
　　　　②卵類、肉類などを控え目にする。
　　　　③不安、怒り、悲しみなど緊張状態はなるべく少な目にして、歓び、安心、感謝など弛緩状態を多く
　　　　　　日常に取り入れる。
　　　　④けちな気分はマイナスなので、これをあらためて、のんびりした気分をもつように性格を改造する。
　　　　⑤便意がなくても、朝必ず便所に行く習慣をつける。その日の似回目以降の排便は便意があるとき
　　　　　　だけ便所に行く。
　　　　　　一日ないし二日に一回の排便が正常という医者が多いが、まちがいだ。一日にニ回ないし三回の
　　　　　　排便が正常である。なぜなら、人間は一日に三回摂食するから。
　　　　⑥便所に行ってしゃがんだとき、すぐに便がでそうもなかったら、あせらずに、楽しい思い出や連想
　　　　　　にひたりながら、両手の小指側を手首の両手の子小指側を手首まで指圧したり冷やしたりするとよい。

発芽抽出成分は太った人をやせさせ、やせた人を太らせる

Ｑ，発芽抽出成分を肥満で悩んでいる人に飲んでいただいたところ、半年から一年ぐらいで五キロから１０キロ
　　やせられて喜ばれた例が多くありますが、一方、やせ過ぎで困っていたり、病弱な人にあたえたところ、
　　太ってきて正常体重にもどったという話もしばしば耳にしますが、矛盾しませんか。　

Ａ，矛盾しません。今までお話しましたように、発芽抽出成分には、たんぱく質、脂質、糖質などを整理し、
　　活用する働きがあるわけですから、中性脂肪やコレステロールなどが体内にたまった肥満者に
　　対しては、新陳代謝を亢進させてやせる方に働きますし、一方、やせている人に対しては、胃腸
　　や肝臓など内蔵を強化するように働き、結果として太ります。

Ｑ，太っている人がやせすぎたり、やせている人が太りすぎたりする心配はありませんか。

Ａ，発芽抽出成分は、クスリではありませんからそのような心配はありません。太っている人がやせ出しても
　　余分なたんぱく質や脂質がなくなったら、それ以上は進みません。やせている人が太り出しても、一定
　　線まで太ったら、それ以上は太りません。
　　ただし、それには毎日必要最小限度の食物をとるという前提条件があります。

Ｑ，前提条件？

Ａ，はい。たとえば、煙草を例にとりましょう。煙草を吸っていた人が、喫煙をやめると太り出したので
　　再び吸出したという話をしばしば耳にしますが、あれは屁理屈です。
　　煙草を吸うことにより、煙草の害と過食の害の二つが隠されていることに気づいていないからです。
　　煙草をやめたとき、口が寂しくて過食する人は別として、同じようなペースで食物をとっていても太り
　　出す人は、煙草による内蔵障害が除かれたから太り出したわけですから、今までの食べ方をあらた
　　めて少食にしたらよいのです。つまり、禁煙と同時に少食主義を実践すればよいわけです。
　　成長因子の場合にもこれと同じ理屈で、発芽抽出成分により内臓が強化されたわけですから、もし今まで
　　過食傾向のある人は、少し食事の量を減らすようにすると、太り過ぎるということはありません。

Ｑ，太り過ぎをやせらせるのと、やせ過ぎを太らせるのと、作用機序はちがうわけですね。

Ａ，そのとおりです。太り過ぎをやせさせるのは、発芽抽出成分の代謝亢進作用によりますし、やせ過ぎを
　　太らせるのは、内蔵強化作用によります。そして、その前提条件として、適量の食物を摂取すること
　　が必要です。

自然食品専門店くるみやトップページ	寿元食養の伝道者（鈴木弘一先生）	集まれ寿元ベビー
寿元・トップページ	寿元商品案内	こんにちわ寿元ベビー
寿元（大豆発芽抽出成分）とは	薬食同源	元気な赤ちゃんをを産むために
大豆の生命力（発芽抽出成分の役割）	寿元とめんけん	食養生のアドバイス
玄米菜食と大豆発芽抽出成分	寿元の食べ方・製法	第１３章・解毒


黒大豆濃縮寿元（540ml￥26,500)	黒大豆携帯寿元（10g×50包￥11,000)	黒大豆徳用寿元（600g￥13,100)

ご購入お問い合わせ先

自然食品専門店くるみや
kurumiya@taiyounohiroba.co.jp
03-3415-1663(tel)
03-3415-1485(fax)
東京都世田谷区砧５－２４－６（小田急線祖師谷大蔵駅下車徒歩６分）